突然ですが・・・主人が「顔面神経麻痺」になりました。
お客様から時々お話を聞いていたときは「きっとストレスとお疲れですね・・・」と
お話していたのですが、まさかこんなに身近な人がなるとは・・・。
誰かのお役に立てるかも知れませんので、ここに経過を記録します。
2月初めくらいから、
主人 「腰が痛い」と言っていました。
私 「肝のあたりが張ってるなぁ・・・食べすぎじゃない?!それともストレス?(笑)」
なんとなくマッサージなどを続けていたのですが、
中頃には主人のお友達の整体院で整体を受けました。
主人 「痩せた方がいいっていわれたし減量しようかな(^-^;」
私 「やっぱり~(笑)うちが言っても聞かないのに(-。-; 」
2月は組合のお手伝いなどで、お仕事外の用事の多かった主人。
かまってもらえず、ママンもご機嫌ナナメ。
その上、私も新しい夢を見つけて一人盛り上がってしまい、(ちょうど♪Try again♪にはまった頃)
主人に知らず知らずプレッシャーをかけていたみたい・・・。
なんとなく腰が治ってきたかどうかの2月末・・・
お店の方も急に忙しくなってきました。
主人 「なんか顔と頭の右側がしびれる・・・」
私 「え~!!大丈夫?!」
その日は、主人 「何かアロマして」 とのことで、ゼラニウムの芳香のみで就寝。
きっと不安だったんでしょうね・・・。
(今思えばその5日ほど前から舌先がしびれてきていたそう。)
翌日、3月1日かかりつけのお医者さん(整形外科)へ。
主人 「顔面神経麻痺やって・・・」
私 「が~ん・・・完全にストレスやね。」
いただいてきたお薬は『ノイメチコール錠500μg』と『アリナミンF糖衣錠25mg』。
毎食後に服用。血行をよくしたり、神経の回復を助けるお薬ですね。ふむふむ。
初めに処方されたのが14日分というところからも時間のかかる病気なのがわかります。
整形外科なのであとは電気針による治療。(なるべく毎日通ってくださいとのこと)
電気針については賛否がありますが。
「肩が凝ってませんか?」とのことなので、そこから毎日マッサージ。
やはり肝のあたりと肩甲骨周りがカチコチ。身体はつながってますからね。
(保険の関係なんかもあるのでしょうが、肩も凝るのがわかっていても、
肩に電気をあてないのはなんだか不思議です(^-^; )
主人 「なんか(顔面神経麻痺について)ネットで調べれば調べるほど嫌になってきた」
私 「かわりに調べとくわ(^-^;」
私は残念ながら治療家ではありません。ですが、セラピストとして、妻としてできること・・・
毎晩の肩・背中、首・頭のマッサージ、そしてアロマフェイシャル。
初めは顔を触るのが怖かったのですが、調べていると顔のマッサージも有効みたいだったので。
せっかくなのでアロマを活用。
(私はラベンダー・マジョラムをスィートアーモンドオイルで希釈してブレンド)
アロマのおかげか、マッサージをするとよく眠れるみたいで、夜もぐっすり。
ついでにお肌も若返ったりして(笑)
1週間ほどの間、改善の兆しもわずかで。
やはり時間がかかる治療にあせりを覚え、二人ともいろいろ調べました。
主人・私 「時間はかかる見たいだけど、どうも耳鼻科って書いてある。それもステロイド治療・・・。」
主人 「耳鼻科も一回行って見るわ。」
耳鼻科では「総合病院で入院して毎日朝晩ステロイドを点滴するくらいの病気ですよ?
なぜもっと早く来なかったの?!」とお叱りを受けたらしく・・・。
主人 「だから整形外科には行ってたって言ってるのに!!(怒)」
どうも耳鼻科の先生とは合わなかったらしく、
今のお店の状況で入院なんてできるわけもなく・・・。ステロイド点滴ってなんか嫌だし・・・。
整形外科では1週間が経過してもういちど診察。
先生 「君のは原因もわかってるし、突発性やし、改善もしてるから大丈夫やで。」
と言っていただき、一安心。
『リンデロン錠0.5mg』というステロイドのお薬も処方していただきました。
これは朝晩飲むだけで大丈夫です。(量も少なめだし◎)
顔面神経麻痺の症状としては、痛いわけではないみたいです。
でも半分言うことを聞かないということは、(歯科医院で麻酔をしたときみたいだそう。)
・食事も取りにくい(こぼれる)
・初期のころは味覚障害もあった(舌先の方の甘味を感じないので苦味が引き立つ)
・水を飲みにくい(麻痺側からもれる)
・食べるのに疲れる(健側の筋肉だけで動かすので本来反対側で戻す動きができない)
なので、普段していた外食はなし。(普通かも知れませんが(^-^;)
お話も普通にできるのですが、
・初めのころはパピプペポが言えない
・笑うと半面で引きつるようになって戻りにくい(皮肉な笑顔になる)
なので(客商売のため)マスク着用。
・瞬きはできるが、特に下瞼が閉じにくい(垂れているように感じる)
・幸い手足のしびれは出ませんでした。
・麻痺している側がつるんとして見えるのが特徴みたいです。(額のしわが半分出ない)
それで反対が悪く見えるらしい。末梢性の顔面神経麻痺みたいです。
初めは脳の病気?!と心配しましたが。
お仕事(美容師)も普通にこなしているため、
・日中も肩が凝って首・頭が詰まってくる。
できるだけこまめにマッサージしてケアをします。
顔に蒸しタオルを当てるのもいいみたいです。
1週間が過ぎて麻痺側にわずかにしびれを感じるようになってきたそうです。
すこしずつ回復に向かっているみたいです。
早く良くなってくれるのを待つばかりです。
以下、私の考える「顔面神経麻痺」(突発性)
原因がわからないといわれていますが・・・
今回主人がこの病気になったことを振り返って。
・人のために真剣に考える人・自己犠牲的な人がかかりやすい(神経を使いすぎる)
・日々ストレスを感じていることがある(自律神経の緊張)
・疲労が蓄積している(疲れの取れない日々)
・忙しいときほど食事も不規則になりがち(内臓疲労)
・肩こりがひどい(内臓疲労の場合も)→首・頭の血行も悪くなる(運動不足・血行不良)
・スマホ・PCの使いすぎで電磁波のストレスが強い日々(目や頭に負担大)
このように、いろいろなことが、見事に重なってついに発症したと思われます。
病気を治すことは大切ですが、原因を振り返ってみる必要もあるかと思います。
すべての原因を取り除くことは困難でも、減らすことができる原因もあります。
一度かかってしまうと治るのには時間がかかりますし、
何よりそれ自体がまた不安やストレスになってつらい思いをします。
眠れない日々を送る方も多いのでは・・・。
今回私がセラピストとして、妻としてケアしているのは、
・肩こりなど血行不良の改善
・ストレスの緩和(リラクゼーション)
・自律神経の回復
・健側顔面の筋肉疲労の改善
・麻痺側顔面の筋肉硬直の防止 など。
ご家庭にセラピストがいるケースは少ないと思いますが、
どうか、このような病気になる方が減りますように・・・。
そしてなってしまった方が早くよくなりますように・・・。
またその後の経過をご報告したいと思います。
*********************************************************************************
(以下2013.4.17追記)
顔面神経麻痺でお悩みの方もごらんいただいているようですので、
その後の経過をご報告いたします。
当の主人によりますと麻痺の状態は初めの1週間くらいはお薬を飲んだりマッサージをしたりしても
特に改善を感じられなかったようです。
アロママッサージとお薬を3週間くらい毎日続けてみました。
整形外科での電気治療は週に3・4日くらい通っていました。
それによって少しずつの改善を重ねました。麻痺側の瞼の閉じがよくなったり、
わずかに筋肉が動き出したり、おでこにしわが復活しだしたり・・・。
アロママッサージをしながら観察していると、
その間顔の筋肉が少しずつ反応を見せてくれるようになり、
3週間のあいだに見た目にはほとんど麻痺がわからないくらいになりました。
その時点では主人はまだまだ違和感があったみたいで、
徐々に口唇を使うのもうまくなったのですがそれでも油断すると口角からこぼれるようでした。
それから1週間くらいは疲れた時にマッサージをしてあげるくらいで過ごしました。
ほぼ治ったかな・・・というのは発症から丸一ヶ月くらいたったころでした(3月末)。
一番時間がかかったのは、聴覚のバランスの崩れで、さらに1週間ほどは
音がすごく響くようでした。
4月に入って1週間くらいでおかげさまでそれも治ったそうです。
舌先がしびれる初期症状から約2ヶ月かかりました。
顔面神経麻痺の原因もさまざま、進行具合、改善具合もさまざまで、
不安になったり焦ったりしてしまう気持ちは痛いほど伝わってきます。
お悩みの方の一日でも早いご回復をこころよりお祈り申し上げます。
この記録が何か、だれかのお力になれますように・・・。
改善してるとのこと、よかった。やよいさんの施術が力になりますね。でも何よりは施術やふれあいを通じて心が伝わることとわたしの場合は経験から思います。助けてあげてくださいね。わたしは過日、ギランバレー症候群で突発的に右手の握力がなくなったことがあります。朝、妻から水の入ったグラスを受け取ろうしたらストンと落ちた。おかげさまで2週間ほどで快方に向かったので今は大丈夫です。今は顔面神経痛がつらいです。凹● ともなんさん、はやくよくなりますように。
返信削除Kadoさん、ギランバレー症候群は回復されたとのことでよかったですが、顔面神経痛おつらいですね。以前ご家族で美容室にお越しいただいた時にお顔をマッサージさせていただきましたが、ずっと闘っておられるのですね。病は西洋医学だけでは解決できない部分も多々ありますね。お薬や施術うんぬんよりも、ご家族や周りの方との心のふれあい・関係改善が何よりの特効薬になる場合が多いかもしれませんね。気にしないように…と思っても気になる症状ですし…。心のSOSに気づくための病も多いと思います。どうか、Kadoさんも早くよくなりますように…。もしお力になれることがあればまたお知らせください。
削除